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叡知の言葉96

もともと合理的知性というものは、その基盤を数理に置くものであり、従って生命を持たない
事物をさばく際には、もっとも有効かつ利便な知性であるが、ひとたび生命を有するもの、
とくに人間を対象とする場合には不適当と言わねばならない。

『全一的人間学』

ここでいう合理的知性とは、一プラス一が必ず二になるという思考法のことで、いわばコンピューター的知性と
言っていいでしょう。

この合理的知性を基盤として、様々な科学技術が発達しました。
私たちの生活がこれほど豊かで便利になったのも、この知性のおかげです。

科学だけではありません。
最近では、将棋のプロ棋士がコンピューターソフトに負けるという事件がありました。
計算して必ず答が出る分野では、残念ながら人間はコンピューターの敵ではありません。

しかし、人間の行動は計算だけでは割り切れません。人間の心理に、常に非合理的な側面があるからです。
好き嫌いとか、意地とか見栄など、数えればきりがないでしょう。

そのため、ビジネスなど人間がかかわる分野では、合理的知性だけでは限界があります。
経済政策や企業のマーケティングなども、机の上で数字を見るだけでなく、
常に現場に出て、顧客のニーズをつかんでおく必要があります。

人事などもそうです。
数学では一プラス一は必ず二ですが、人間の場合はそれが三にも四にもなる場合があります。
そこが人使いの妙です。

合理的知性は有用なものですが、それだけではなく、「人間学」を極めていく必要があるということです。

作家 宮下隆二