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叡知の言葉99

「死」の徹見即「生」の全充実。
「死」の絶壁にボールを投げつけ、そのはねかえる力を根源的エネルギーとし日々を真剣に
生き抜くべし。

『語録と歌集』

「人生二度なし」という森の悟りについては、これまでも何度か触れてきました。
ただこの言葉は字面だけを捉えると、当たり前の事のように聞き流されてしまう恐れがあります。
それをもう少し噛み砕いて説明したのがこの文章です。

「徹見」とは、徹底的に見つめることです。
それも頭の中だけで考えるのではなく、文字通り、全肉体を死の淵に投ずるのです。
それが「死の絶壁にボールを投げつけ」るという意味です。

では、そのはねかえる力が生へのエネルギーになるとは、どういうことでしょうか。
たとえば大病を患って生還した人間が、退院後、人生観が変わるようなものです。

私たちはともすれば、今「生きている」ことを当たり前だと思いがちです。
しかし、そうではないと分かった時、人生の一瞬一瞬が限りなく愛おしく思えてきます。

もっとも、死の淵から生還したという感動も、持続することはなかなか困難です。
普通の人間は、日常の雑事に忙殺されるうちに、以前の自分に戻ってしまいがちです。

いや、それではいけない。あの時の生まれ変わった気持ちで、今後の人生をずっと生きていこう!
そういう誓いが、「人生二度なし」なのです。

森自身も、満州からの引揚げ時をふくめ、何度か生死の境をくぐり抜けた経験を持っています。
ですからこれは、森自身が体を張ってつかみ取った真理だといえます。

作家 宮下隆二