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叡知の言葉116

人間の精神というものは、「人から人へ」と伝わるものであって、「人」を抜きにしたのでは、
真に深い生きた精神というのは伝わらないものである。

『幻の講話』

森は大変な読書家であり、精神的修養のために読書が極めて重要であることを、教え子たちにも積極的に
説いていました。

しかしその一方で、書物にのみ頼って学ぶことの危険性にも気付いていました。

活字は、短時間で効率よく知識を得るためには極めて有効です。
個人の経験は限られていますが、活字を読むことによって、歴史上の多くの偉人や賢者の智慧に学べます。

しかし、活字だけでは伝わらないものもあります。
いや、人間にとって本当に大切なものは、そもそも形にはあらわせないのではないでしょうか。

それを森は「精神」だと言っています。「精神」は個人の裡に宿りますが、同時に個人を超えて社会全体に
広がり、また時代を超えて受け継がれていきます。

人間を動かすのは、論理や知識だけではありません。
時にそれを超えた崇高な何かが、人間を行動へと駆り立てるモチベーションとなります。

同じことは、人間の集合である社会にも言えます。
大いなる精神が、人から人へと燎原の火のごとく広がり、時代を変革してきたのは、歴史上の事実です。

ですから、今後どれだけ時代が進み、技術が進歩しても、人と人とのつながりの重要性は失われません。
人が、人である限り、それは自明のことと言っていいでしょう。

作家 宮下隆二