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叡知の言葉123

単なる知識というものは、造花の菊の葉をむしりとったようなもので、それを土にさしても、
根が生えることはありません。ところが、知慧は生きている菊の葉であって、それを巧く土に
させばそこから芽や根が出て、わずか一枚の葉が立派な一本の菊となるばかりか、
そこらさらに幾百本と増やすことができるのです。

『幻の講話』

単なる知識が「造花の菊の葉」だというのは、知識は材料に過ぎない、ということです。
材料すなわち知識は、目的をもって用いられて初めて価値を生じます。

つまり知識を生かすには、もう一段上の知慧が必要だということです。
知慧とはいわば、知識をある目的に向けて統合していく働きだといっていいでしょう。

例えば膨大な法律の条文をそらんじていても、それだけではオウムの物まねと同じです。
それを取引先との契約やトラブルの解決などに役立てて初めて、知識が意味を成すのです。

また知慧の特長は、他の分野にも応用が利くことです。
いったん知慧を身に付けると、知識を自由に使いこなして、専門分野を超えて大きな仕事ができます。

異業種に転職しても成果をあげるマネージャーや、どんな商品を売らせてもトップセールスを記録する営業
マンは、知識ではなく知慧の持ち主だと言っていいでしょう。

さらに知慧の最大の特長は、人を生かす、という点にあります。
知識は本を読めば誰でもある程度習得できますが、知慧は人との係わりの中で伝えられ、身に付きます。

ですから真に知慧ある人物が一人現れると、その感化を受けて周囲にも次々と人材が生まれます。
歴史上、特定の時代や地域に綺羅星のごとく人材が集まるのは、そのためです。

それを森は、「わずか一枚の葉が立派な一本の菊」となり、さらに「幾百本と増やすことができる」と表現してい
ます。

まさに知慧の持つ力とは、命そのものの働きといっても過言ではありません。

作家 宮下隆二