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10/27

叡知の言葉140

今後われわれ日本人は、つねに脚下の現実をふまえつつ、マクロとミクロを切り結んで生きて
いかねばならないのではないでしょうか。つねに一眼は「国際情勢」を、そして他の一眼は内展
せられて、つねに「われ如何に生くべき乎」を考えることが大事でしょうね。

『坐談抄(二)』

ここで森が言いたいのは、ミクロとマクロという異なる二つの視座を、自分の中に併せ持つ生き方の重要性です。

マクロの視座のことを森は「国際情勢」と表現していますが、これはもう少し柔軟に、物事を考える上での視野
の広さ、と理解してもいいでしょう。

そしてミクロの視座とは、自分自身の生き方です。
将来の目標をどこに置き、現在の仕事や家庭や交友関係をどうしていくのか、ということです。

このように世界と個人が自分の中で一つにつながること、すなわち個人として誠実に生きながら、一個人を
超えた世界への視野と見識とを併せ持つ人間を、森は理想としました。

例えば会社員であれば、日々の仕事をこなしながら、それにとどまらず、業界全体あるいは国際経済の中での
自社のあり方を常に考えていくのです。

これが容易でないのは言うまでもありません。
遠くを見ながら歩く人は足元がおろそかになりますし、足元に気を取られていては道の彼方が見通せません。

そこでこの両者の間に、「切り結ぶ」という緊張関係が生じます。
マクロとミクロを自分の中で両立させるには、日々が戦いの連続となるのです。

しかも、そのような努力がすぐに実を結ぶわけではありません。
しかしそれでも、そういう生き方を継続することが、後々までの大きな財産になるのは間違いありません。

作家 宮下隆二