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叡知の言葉143

「信」とは、人生のいかなる逆境をも、神仏からわが為に与えられたものとして、
回避しない「生」の根本態度をいう。

『語録と歌集』

人生の逆境にいかに対処するかは、森の実践哲学の中でもとりわけ大きなテーマと言えます。
森自身も若い頃から刻苦勉励し、幾多の挫折と辛酸を嘗めてきました。

森は『修身教授録』の中で、「最善観」と題し、「人生の中で自分の身の上に起こることは、
すべて絶対必然のことであり、それゆえに自分にとって最善である」と述べています。

最善観の原語はオプティズムですが、この用語は通常、楽天主義と訳されています。
どんな事態に際してもそれが最善と考えるわけですから、確かに楽天主義に違いありません。

もちろん森は、この言葉を軽薄で皮相な意味に使っているわけではありません。
むしろ、その真逆です。

眼の前にどんな悲惨な現実があっても、それを最善と観じるには、強い信念が必要です。
それが真のオプティズムです。

いや、もっと言えば、人智を超えた存在への絶対的信頼が必要になるでしょう。
それを森は、「信」と表現しています。

この「信」は、深い部分で「生」と結びついています。
換言すると、「信」が確立した時、初めて自分の生きる意味が卒然として見え、迷いが消えるのです。

それが自己に与えられた運命から逃げずに、人生の課題に正面から向き合う、という「生」の根本態度に
つながるのです。

作家 宮下隆二