「包装」を通じ、あらゆる産業に貢献します。
>>トップページ  >>>NEWS  >>TOPページ
 ・新商品情報
 ・エンゼルコフィン
 ・ほかんくん
 ・宮下隆二のコラムTOP
 ・津島稜の世相を斬るTOP
 ・News VoL.1〜VoL.20
 ・News VoL.21〜VoL.40
 ・最新のNews一覧
10/27

叡知の言葉148

定年後、その人の真価ははじめて現れるべし。
俸給生活者にとっては、この覚悟こそ最大の肝要事というべし。

『語録と歌集』

俸給生活者とはもちろんサラリーマンのことですが、別の表現をすると、組織の中で仕事をしている人、という
ことです。

彼らはふだん意識をしていなくても、組織に守られ、その看板で仕事をしています。
また仕事以外の付き合いでも、組織の名前がその人の信用になっています。

例えば大企業で管理職などを務めていれば、黙っていても取引先や協力企業が頭を下げてきますし、
部下に説教をしてもみんな素直に聞いてくれます。

それはすべて彼らの背負っている看板や肩書のためなのですが、いつのまにか自分の実力だと勘違いして
しまうと、定年後に居場所がなくなる、という悲劇に見舞われます。

仕事人間だった人ほど、地域社会との付き合いもなく孤立しがちです。
ボランティアや趣味のサークルに顔を出して、現役時代の自慢話をして嫌われる人さえいます。

日本人の平均寿命が延び、いまや人生八十年時代です。
定年後の二十年をどう使うかは、その人の人生の総仕上げという意味で、極めて重要になってきます。

手前味噌になりますが、私の恩師は大学を定年退官後、かつての教え子を中心に「昔ばなし大学」を始め、
八十歳を過ぎた現在でも全国を飛び回っています。

こういった生き方は一朝一夕にできるものではなく、現役の頃からの努力の賜物です。
若い時代から、人生の先を見すえながら日々努力していくことが、大切なのだと思います。

作家 宮下隆二