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叡知の言葉36

結婚とは、もともと完全な者同士の結合ではなくて、
むしろ不完全なるが故に、双方が結合することによって、
しだいに完成しようと努力する歩みだというべきでしょう。

『人生二度なし』

現代では男女のどちらにおいても、
結婚は人生の義務ではなく、選択肢の一つになっているようです。
その原因として、様々なことが考えられます。

まず、深夜営業のコンビニやファーストフードなど、
独身者が不自由を感じない生活環境が挙げられます。
かつては一般の商店の閉店時間は早く、仕事が遅くなると食べる物にも不自由しました。
生活の必要に迫られて、身を固める場合もあったのです。

男女雇用機会均等法による、女性の社会進出も大きな理由です。
それ以前は女性の仕事は男性の補助的なものが中心で、
同じ仕事をしていても給料に差がありました。
しかし、これによって、仕事は結婚と並んで女性の人生における重要な選択肢となりました。

また皮肉なことに、男女間で給与の差がなくなったにもかかわらず、
男性が女性を養うという価値観が根強く残っています。
このため若い男性の中には、恋人が居ても結婚をためらうという人が少なくありません。

しかしこれらの根本にあるのは、結婚を損得で捉える価値観ではないでしょうか。
親許で暮らす独身者にとって、結婚して一家を構えるメリットは、実はそれほど多くありません。
結婚よりも恋人状態を続ける方が、ある意味楽なのです。
また、次にもっといい相手が現れるのでは、という打算的なためらいが働く場合もあるでしょう。

結婚とはゴールではなくスタートであり、両性にとっての成長の機会なのだという考えが、
今こそ必要とされているのだと思います。

作家 宮下隆二