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叡知の言葉45

人は事情の許す限り、なるべく自分の好きな職業を選ぶがよいが、
不幸にして自分の第一志望がかなえられなかった場合には、
第二志望の道について、しかもそれを自分に対する「天命」と考えて、
全精魂を傾けて努力するがよい。

『人生二度なし』

失意や挫折にあたってどのように対処するかが、
その人の人間としての器が試されるときだと言っていいでしょう。
森は挫折を正面から受け止め、それをプラスに転換していくような積極的な考えをとっています。

これを「最善観」と言います。
もともとは、ライプニッツなどの用いた哲学用語で、「楽天主義」と訳されることもあるようですが、
森はその軽い語感を嫌ってか、「最善観」という語を用いました。

それはすなわち、自分にとって一見いかにためにならないように見えることが起こっても、
それは必ずや神が、
自分にとって絶対必要だと思召されたがゆえに与え給うたのだ、と信じることです。

失意の中でこれを信じることは難しいかもしれません。
かといって、第一志望に落ちたことで腐ってしまっては、それまでになってしまいます。
要は、逆境の中でいかに希望を抱き続けることができるかという問題です。

「最善観」は森にとって、正しいか正しくないかという議論を超越した、生きる上での根本信念でした。
その意味で、信仰に近いとさえ言えるかもしれません。
しかしこの信仰が、森の生涯を支え、多くの偉業を成さしめたことを見逃してはなりません。

作家 宮下隆二