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叡知の言葉46

人間は金銭の奴隷にならぬばかりか、逆にこちらが主人となって、
金銭を支配してゆくようにならねばなりません。
それは、物欲に打ち克つ人間になるということです。
物欲にあやつられないで、
逆に物欲を支配し、物の誘惑に負けないような人間になることです。

『幻の講話』

金銭それ自体は、価値を表す尺度であり、物との交換のための道具に過ぎません。
しかし金銭は、用い方によっては、他人を支配する道具とすることも出来れば、
自らの身を滅ぼすもとともなるのは周知の通りです。

目先の利益のためにお客さんや従業員の安全を犠牲にして省みない経営者もいれば、
お金がないにも関わらずカードで欲しいものを片端から買って自己破産をする人もいます。

そういった誤りの原因は、物欲にあると、森は言います。
もちろん、金銭欲も物欲も、生物としての生存本能に根差すものですから、
本来、善でも悪でもありません。
しかし、ただ本能のままに生きるのでは、動物と同じことです。

人間の人間たるゆえんは、本能を理性によってコントロール出来ることです。
それが森の言う、「物欲を支配する」ということです。
たとえ自分が困っていたとしても、より困っている人のために何かを与えることができるのが、
人間の素晴らしさです。

動物の幸福は、自分が現在安全で快適であることに尽きますが、
人間は自分だけではなく、仲間や社会全体や未来のために、持てる物を分かち合うなかに、
幸福を見出すことができる存在です。

自分が豊かになることで周囲も幸せにしていこうとする立場に立つとき、
初めてお金を儲けることが正当化され、「金銭を支配した」と言えるのです。

作家 宮下隆二