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叡知の言葉47

若い人たちは、その青年期の一時期に、多少の劣等感を抱くくらいの方が、
かえって頼もしいと思います。
もちろんそれは、やがて発奮して志を立て、そのような劣等感を脚下に踏みすえて
雄々しく立ち上がることを予想してのことなのは言うまでもありません。

『人生二度なし』

生涯に一度も劣等感を覚えたことがない人は、この世に居ないと思います。
劣等感は、にがく辛い感情です。時に嫉妬の情と相まって、人の心をさいなみます。
そのため、劣等感はマイナスの感情だと思われていますし、
ポジティブに振舞おうとするあまり、劣等感の存在自体を否定してしまう人もいます。

では、劣等感のプラス面はまったくないのでしょうか。
これは逆に、劣等感と無縁でいる人が、どういう状況にあるかを考えてみれば分かると思います。
それは、新たな刺激がまったくなく、現在の仕事や生活に満足し切っている状況でしょう。
もちろん、これ自体は決して悪いことではありません。

しかし、成長という視点で見るなら、そこに物足りなさがあるのも事実です。
たとえば、県大会で優勝したスポーツ選手が全国大会に初出場した時、
多くの強豪たちと接して劣等感を覚えるのが自然でしょう。
それをまったく感じない人は、全国大会出場という現状に満足し切っている人だと思います。

すなわち、向上心がなければ、劣等感も感じないということです。
過度の劣等感のために無気力になるのでは困りますが、
将来ある若い人たちが現状に完全に満足して、上を目指す気持を失くしてしまうのも問題です。
劣等感の効用とは、成長のためのバネだといっていいでしょう。

作家 宮下隆二