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叡知の言葉52

コップの中に古い水が入っていたら、ブドウ酒を注ぐわけにはいかないでしょう。
自分の心にある古いものを空けて心をからっぽにすることを「謙虚」というのです。

『真理は現実のただ中にあり』

頭が固いとか柔らかいという表現があります。
新しい知識をいち早く取り入れることが出来る人もいれば、古い知識が固まってしまって
対応が出来ない人もいます。

実は専門家と言われる人たちほど、後者の傾向が強いのではないでしょうか。
例えば原発事故にしても、「原発は安全だ」という固定観念が邪魔をして、
それ以外の可能性を示唆する情報が入っても、まったく受け付けない状態になっていました。

ひょっとしたら人間の脳の容量には一定の枠があって、
その限度を超えて知識を摂取することが出来ないのかもしれません。
そうであれば、新たに学びをするためには、かつて学んだものを捨てるしかないことになります。

そのような学習態度を「謙虚」と呼んだのは、森らしい表現です。
自分が持っている古い知識に価値があると信じていれば、当然捨てる気にならないからです。

別の書物では「礼というものは、ちょうど伏さっている器を、仰向けに直すようなものです。
器が伏さったままですと、幾ら上から水を注いでも、少しも内に溜まりません」と言っています。

森の言う「謙虚」や「礼」とは、決して形式的な古い道徳ではなく、
その本質は常に学び成長し続けるための心の姿勢のことなのです。

作家 宮下隆二