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叡知の言葉53

人類が現段階に達して希求する人物は、
多くの物を生産し、幾多の人間を動員するような大力量底の人物よりも、
その人の存在が、多くの人びとにとって、人生の深い慰藉となり、
この苦悩に充ちた人の世を生きてゆく上に、
その人一人の存在によって堪えてゆけるという人物ではないでしょうか。

『幻の講話』

大量生産・大量消費の時代が終わったと言われています。
人口の急激な増加による地球環境の負荷の著しい増大を考えれば、
遠くない将来に100億を超えようという人類が、これまでの浪費型文明を続けるのはどう考えても
無理でしょう。

また、物質的な繁栄が頂点を極める一方で、
それが本当に精神的な幸福につながっているのかという指摘もあります。
例えば日本では年間の自殺者数が3万人を超えていますし、
国民総幸福量(GNH)という調査では先進国中ダントツの最下位です。

森はこのような時代の流れを予見していました。
易を深く学んだ彼は、陰陽の平衡の理に従い、物質と精神は一方が盛んになれば一方が
衰える関係だと喝破していたからです。

そうであれば今後の時代に必要とされる人物は、精神性を体現した人物ということになります。
もちろんそれは、新興宗教の自称救世主などとはまったく違います。

森の理想としていたのは、市井の片隅にありながら、世の中全体のことや周囲の人たちのことを考え、
日々誠実に生きる人物です。
そのような無名の実践人たちが、津々浦々から無数に立ち上がることで、
時代が変わっていくと考えていたのです。

作家 宮下隆二