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叡知の言葉58

真の「教育」とは、
「人が旧き自己に死して新たなる自己に再生する」の謂いでなければならぬ。
即ち肉体的生理的にはこれまで通りの人間でありながら、
今やその人の人生に対する態度並びに生き方の上では、
全く別人の如き趣を呈してくるのでなければ、
真に教育の効果があったとは言い難いだろう。

『全一的教育学』

森の考える真の教育とは、人格教育でした。
現在でも、あの先生のおかげで一生の進路が決まったとか、
非行少年が立ち直ったという事例は数多くあると思います。

では、なぜそのような劇的な変化が起こるのでしょうか。
森はそれを別の部分で、「いのちの包摂」という言葉で説明しています。

いのちとは、いわば大宇宙に遍満するエネルギーです。
人間だけでなく、地球上のすべてのものにいのちは宿っています。
動植物も、山も川も、大人も子供も、すべていのちの顕れです。
その意味では、教師も生徒も同じなのです。

しかし本質的には対等であっても、いのちの顕れ方には差があります。
包摂とは、親鳥がヒナを守るように、未熟ないのちを抱きしめることです。
その時、両者の間にいのちの交流が起こると森は言います。
そしてその結果、まったく新しいいのちが誕生するのです。

この「いのちの包摂」とは、教師と生徒の間の相互作用です。
教える、教えられるという上下関係ではありません。
つまり教師の側にも、日々新たに生まれ変わる覚悟が必要なのです。

教師の体罰による自殺が社会問題になっています。
体罰は恐怖で生徒を縛り服従させるだけです。
体罰で気合いが注入されるなどは、
自分の指導力不足を棚に上げた根本的間違いだということを知らねばなりません。

作家 宮下隆二