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叡知の言葉66

人間はもともと典型的な身心相関的存在であるが、
逆にそれゆえに身・心の分離と相反があり、さらにはその相剋さえ少なくないわけである。
そしてそこに人間の苦悩もあれば喜びもあるのである。

『全一的人間学』

身心相関的存在というのは、身体と心が密接に結びついているという意味です。
肉体が疲労すれば精神的にも落ち込みますが、
逆に心が高揚することによって疲労を忘れることもあります。

この心と身体のバランスを常に良好な状態に保っておくことは当然ですが、
それが困難なのが人間というものです。現代社会ではストレスが病気を引き起こすことは常識です。

また、高邁な理想を抱きながら、生活苦など現実との落差に苦悩するというのも、
この身心の分離の一形態といえるでしょう。

しかしそれだからこそ、その葛藤を突き抜けた時の喜びも大きいと言えます。
例えば事物の創造は、心に描いた理想を、身体を用いて現実化する作用です。
また、苦難の末に男女が結ばれるのも、分離していた身心の一体化といえます。

これらの喜びが例えようもないほど大きいのは、
いったん分離していた身心が再び一つになることを通じて、
大宇宙生命との一体化を疑似体験しているからだと、森は言います。

我われ人間にとって、心の統御はもとより、肉体の管理さえ容易なことではありません。
しかしそれゆえにこそ、そこに人生の秘訣があるといっていいでしょう。

作家 宮下隆二