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叡知の言葉70

西欧哲学の方法は普通には、一つ一つ「論理」の煉瓦を積んでゆくやり方であるが、
わたくしの主張する全一学はそれとは逆に、まるで一挙に投網でも打つような
直観ないしは静観、または観照を主とする立場を重視したいのである。

『全一的人間学』

現代的知性においては、論理的思考が最重要視されています。
ですから、論理よりも直観を重んじる森の主張に違和感を覚える人も多いでしょう。

しかし人間の社会は、多かれ少なかれ、論理を超えた部分で動いています。
ある人物が信用できるか否かを判断したり、新しいビジネスのアイデアを思いついたりするのは、
論理だけではないでしょう。

また、前例のない事態に対しては、論理的思考は限界があります。
それは「想定外」の連発だった原発事故を見ても自明でしょう。
過去五十年無事だったからといって、今後も無事であり続ける保証はどこにもないのです。

とはいえ、直観がすべて正しいわけではありません。
当り外れは当然ありますし、いわゆるカンだけに頼って論理を軽視していては、
失敗を招くことになりかねません。

森の言う直観、静観、観照とは、すべて宗教ないし哲学的思索に基づくものです。
単なる思い付きではなく、極めて深い思索の末に、
人智を超えた世界からもたらされるようなインスピレーションのことです。
別の部分ではこれを叡知的直観と呼んでいます。

論理か直観かという二者択一ではありません。論理的思考の重要性は言うまでもないことですが、
それのみに捉われることなく、深い思索の末に得られる直観を信じることも必要だということです。

作家 宮下隆二