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叡知の言葉82

人は真に孤独に徹することによって、初めて「心眼」がひらけてくる。
けだしそれによって、相対観を脱するが故である。

『語録と歌集』

「心眼」とは、物事の表面ではなく、深い部分を洞察する認識力のことです。
悟りと言ってもいいかもしれません。

また、「相対観」とは、他との比較によって、物事を判断する見方のことです。
ですから、「相対観」に捉われているうちは、悩みは尽きません。

異性にモテないとか、同期が自分より先に出世したといったことで、悩み苦しみます。
しかしそれでは、自分が幸福になれるかどうかを、他人に委ねているようなものです。

森は、孤独の中で徹底的に自己を見つめ、悟れと言うのです。
哲学と共に宗教を学んだ森には、山中で修行する隠者への憧憬があったようです。

しかし現代社会では、必ずしも山ごもりをする必要はないでしょう。
大都会の中においても、底の知れない孤独があります。
学校や職場で他人に心を開けない人もいれば、
それが高じて独りで引きこもってしまう人も少なくありません。

森のように「心眼」をひらくことは容易ではありません。
凡人だからこそ、悩むのだとも言えます。
しかし、悩みから眼を背けていては、解決することはありません。

ならばいっそ、正面から見つめることです。
とことん悩み苦しみ抜くことによって、
それを乗り超える道もまた、見えてくるのではないでしょうか。

作家 宮下隆二