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叡知の言葉85

同じく田を耕すにも、単に一日の仕事として耕すか、一家を憂えて耕すか、
はたまた一国を念頭において耕すかによって、そこに描かれる波紋にも小大無量の差を
生ずべし。しかもその現れたる処は、畢竟じみてみな田を耕すに過ぎず。

『下学雑話(三)』

田を耕すといっても、農耕の話ではありません。
現代にも通じる秀逸な仕事論です。会社の話にたとえてみましょう。

同じ一日の仕事をしていても、単に義務的にこなしている人、家族のために頑張ろうとしている人、
仕事を通じて世の中の役に立ちたいと考える人など、色々な人がいます。

外見はどの人も同じように、真面目に仕事をしているように見えます。
仕事の成果という意味でも、短期的にはさほど差はないでしょう。

しかし長い目で見れば、そうではないということです。
どういう思いで日々の仕事をしていくかは、10年、20年経った後で、必ず大きな差となって現われてくるの
です。

インターネット金融の企業グループを率いる、ある著名な財界人がいます。
かれは大手証券会社の若手社員時代から常に、日本、いや世界の証券業界の中での自社という視点で、
仕事をしていたといいます。

日々の仕事は、単調で時に退屈なことさえあるでしょう。
上司の指示通り動かねばならない若手時代は、特にその傾向があると思います。

しかしそういう時こそ、森のこの言葉をかみしめてほしいものです。

作家 宮下隆二