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叡知の言葉88

道徳とは自分が行うべきもので、人に対して説教すべきものではない。…自分も行えない
ようなことを平気でお説教しているようでは、真の道徳教育からは外れている。

『真理は現実のただ中にあり』

これ以上説明の必要がないほどシンプルで明快な言葉ですが、幾つか補足しておきます。

道徳というのは、評価や採点が困難なものです。
他の教科であれば、知識の面において、教師が生徒よりまさっているのは当然のことです。
しかし、道徳の場合は必ずしもそうとは言えません。

教師だからといって、人間的にすぐれているとは限らないのは、近年の教師の不祥事を見れば明らかです。
逆に中学生や高校生が、電車で席を譲ることもよくあります。

だから、本当に道徳は教えられるのか。
教える資格のある人がどれだけいるのか、という疑問が当然出てきます。
戦後、道徳が正科目から外されてきた理由も、ここにあるかもしれません。

だからこそ、教師自身がまず自分の生き方について真剣に考え、道徳的な実践を行うことを、
森は提唱しました。その教師の後ろ姿を見て、生徒が感化されていくのが本来の道徳教育だとしたのです。

これは何も、教育の世界だけではありません。
会社においても、上司は多数の部下から、常にその一挙手一投足を見られ、判断され、噂の対象に
されています。上司たるもの、その事実を肝に銘じておかねばなりません。

役職をカサにきて部下を従わせることも、数字だけを見て叱責することも簡単ですが、
仕事に対する真摯な姿勢を見て、部下がついてくるのが本来の在り方ではないでしょうか。

作家 宮下隆二