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叡知の言葉89

世俗的な雑事の重圧を切り抜けるには、「すぐにその場で片付ける」ことが唯一にして
最上の秘訣です。言いかえれば、「どうせしなければならないことだったら、即刻その場で
処理して溜めて置かない」ということです。

『幻の講話』

森流の仕事術ですが、単純過ぎて拍子抜けする方もいるかもしれません。
現代のビジネス書では、大抵仕事の優先順位付けや時間管理のテクニックが説かれていますし、
私たちはそういう読みごたえのある理論に説得力を感じてしまいます。

しかし、その種の理論は、計画倒れになりがちです。
優先順位が低いと思って後回しにしていた仕事が後で溜まって慌てたり、そんな時に限って緊急の案件が
入ってパニックになったりします。

そこへいくと、森のやり方は極めてシンプルですが、それだけに実効性があります。
実際、その場で片付ければ30分で済む話が、後回しにするとその何倍も時間がかかることはよくあります。

「今太閤」と呼ばれた元首相は、各方面から陳情や依頼があると、必ずその場で関係者に電話をかけて
処理していたそうです。
「後で計画的に処理」などしようとしたら、厖大な依頼をとても捌き切れなかったでしょう。

もちろん、このような仕事術の実践には、高度の集中力と仕事能力が必要です。
自分の実務能力と判断力を高める努力が求められるのは言うまでもありません。

森は全国に数千人に及ぶ教師のネットワークを持ち、「実践人の家」という組織を立ち上げた仕事人でも
ありました。ですからこれは、決して空理空論ではありません。参考にすべき点は多いと思います。

作家 宮下隆二