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叡知の言葉94

時間の内面は意志なり。故に意志的体験なくんば、真の時間概念は得難しと知るべし。

『下学雑話(二)』

時間は時計によって計られる客観的な数値だと考えている人にとっては、森のこの言葉の意味は容易に
理解できないでしょう。

確かに、一時間は誰にとっても一時間です。この地上の時間は、地球の自転と公転によって生じています。
そこに意志の入り込む余地はまったくないように見えます。

しかし、本当にそうでしょうか?時計では同じ一時間であっても、すべての人にとって、
同じだけの意味があると言えるでしょうか?

例えば、ゆり椅子で陽なたぼっこをしている老人と、外で夢中になって遊んでいる子どもとでは、
同じ時間であってもまったく流れ方が違うはずです。
老人がひと眠りしている間に、子どもは永遠に続く大冒険を繰り広げています。

時間の内面に意志があるというのは、そういう意味です。
もっとも子どもの場合は無意識の行為ですが、一歩進めて、それを意識的に使いこなすことは出来ないで
しょうか。

答えはもちろんイエスです。
分かりやすく言うと、イヤイヤ机に座っている生徒と、目標を持って主体的に勉強している生徒では、
流れる時間の密度がまったく違います。
そしてそれは、一年も経たないうちに明白な結果となって現われてくるでしょう。

歴史に名を遺すような成功者は、みなこのことに気付いていました。
だから、同じ一日二十四時間を与えられながら、卓越した業績をあげることが出来たのです。

いやしくも社会に出て何事か為そうと志す人は、森のこの言葉を肝に銘ずるべきでしょう。

作家 宮下隆二