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森信三 叡知の言葉11

その人が真に教育者であるか否かの分れ目は、
その人が子供たちに対してどれほど夢を与えうるか否かに懸っている。
しかも重要なことは、相手に夢を与えんがためには、
何よりもまず教師自身が夢の所有者でなければならない。

『新しき時代の教師のために』

この著作は、戦後間もない時期のものです。
「子供たちに夢を与える」という表現は、当時としては非常に斬新だったでしょう。
ですがその根本にある哲学は、森においては戦前から一貫していました。

単に知識を伝える技術者ではなく、生き方を教えるのが、森の理想とする教師像でした。
それも単に言葉ではなく、まず自分自身の生き方を生徒に示すのです。
その意味で森の理想は、まさに古きよき時代の師弟関係でした。

ですが現代の視点で見ても、森の言葉は古びていません。むしろ新鮮にさえ響きます。
知識や技術は時代と共に進歩しますが、
哲学や思想など人間の深い部分と関わる分野は、古いものが常に新しいのです。
これを温故知新といいます。

現代のサラリーマン化した教師は、森のこの言葉をかみしめてみるべきでしょう。

作家 宮下隆二