「包装」を通じ、あらゆる産業に貢献します。
>>トップページ  >>NEWS  >>コラムTOP
 ・新商品情報
 ・エンゼルコフィン
 ・ほかんくん
 ・宮下隆二のコラム一覧
 ・News VoL.1〜VoL.20
 ・最新のNews一覧
 

森信三 叡知の言葉16

教育ということは、これを言い換えると、「人を植える道」と言うこともできましょう。
すなわち一人の人間を真に教育するということは、
たとえば一本、一本木を植えるようなものであって、たとえ植えた当の本人たる
教師自身は亡くなっても、もしその木が真に生えついていたならば、
木はどこまでもその生長をやめないでしょう。

『修身教授録』

植林とは、後世への最大の贈り物だと言われています。
苗木が大木に生長するまで数十年かかり、植えた当人はその恩恵にあずかる事ができないからです。教育も同じです。
しかも、生徒が師を超えたからといって、教師自身に特別な報酬はありません。
教育とはただ、純粋にして無償の愛のなせるわざです。

ちなみに、森が教授を務めていた満洲の建国大学では、
学生たちによる自主的な植林運動が行われていました。
そのリーダーだった学生は、岩手県出身で、宮沢賢治を大変尊敬していました。
そこで、作業の行き帰りに、賢治作詞の「花巻農学校精神歌」を合唱していたそうです。

森信三と宮沢賢治が、満洲の曠野で結び付くという、不思議な情景です。
どちらも、生涯をかけて木を植え続けた人でした。

作家 宮下隆二