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森信三 叡知の言葉24

人間が志を立てるということは、いわばローソクに火を点ずるようなものです。
ローソクは、火を点けられて初めて光を放つものです。
同様にまた人間は、その志を立てて初めてその人の真価が現れるのです。

『修身教授録』

森の人生哲学の基本は、立志にあると繰り返し書いてきました。
ここではその要旨が、極めて美しく絵画的に表現されています。

ローソクは、火を点けられて初めて、周囲を照らすことが出来ます。
同様に、人間は志を立ててこそ、自らの光によって周囲を照らし導くことが出来ます。
この指摘には、うなづく人が多いのではないでしょうか。

しかしこの比喩には、もう一つの寓意が隠されています。
それは、一本のローソクに灯った火は、次から次へと、別のローソクに移すことが出来るという
ものです。すなわち、真に志を立てた人間が独り居れば、
その情熱の炎は、隣り合う人から人へと、無限に増殖することが出来るのです。

たった一本のローソクの小さな灯が、燎原の火のように燃え広がり、
やがて闇夜を真昼のように照らす巨大な光に成長する様子を、想像してみて下さい。
それはすなわち、たった一人の人間の志が、社会全体をも変えうるということです。

作家 宮下隆二