「包装」を通じ、あらゆる産業に貢献します。
>>トップページ  >>>NEWS  >>TOPページ
 ・新商品情報
 ・エンゼルコフィン
 ・ほかんくん
 ・宮下隆二のコラムTOP
 ・津島稜の世相を斬るTOP
 ・News VoL.1〜VoL.20
 ・News VoL.21〜VoL.40
 ・最新のNews一覧
6/30
 

あの舛添問題は何だったのか

前東京都知事の舛添サンは、思いっきり顔をしかめて都庁舎を出て行った。

それまでの一連のバカバカしい騒動で(アホクサ)と感じたのは私だけではないだろう。

2020年の東京オリンピック開催が決定して都知事に当選し、早速パリやロンドンに視察名目のデラックスな
旅行。その経費遣いの乱脈ぶりを一部メディアに指摘されて「公私混同問題」がスタートした。

○毎週末、知事公用車で神奈川県・湯河原の別荘へ家族とともに往復。
○都内の自宅近くの天ぷら屋、すし店、イタリア料理店での飲食。
○正月の休日に茨城・木更津の観光ホテルで家族とともに宿泊。
○自宅を政治団体の事務所として利用。家賃などを政治資金から流用。
○趣味の絵画の購入費、書道のためと中国服や筆、硯(すずり)を購入。

このほかにもいろいろあったようだが、週刊誌を含め、メディアから一斉批判を受けたものの、曖昧なまま
説明をごまかし続けた。都庁での定例記者会見でも「しっかりと調べて」とか「関係者と会議をしていたの
で」などと意味不明な弁明ばかり。記者団の質問も迫力に欠けていたのが残念だったが…。

その挙句に出てきたのが「第三者の厳正な調査」という舛添サンが、勝手に選任した弁護士2名。
勝手に選任しておきながら「第三者」というのも首を傾げたが、元東京地検特捜部のヤメ検弁護士の報告
は、政治資金規正法に「違法ではないが、不適切」という間抜けたものでしかない。
弁護士の無礼な態度に不快感を持った人も多いはずだ。

そして都議会での質疑も似たり寄ったりで、使途不明金や政治資金の問題は都知事就任前のものだから
仕方がないとされた。自民、公明などの与党は、参院選を意識していたのは見え見えで、9月まで知事続投
を企図していた。ところがメディアが一気に過熱。与党も舛添サンとの約束を破って、辞職させるように方向
転換してしまった。これで参院選に悪影響を及ぼす要因を取り去ろうという思惑だったに違いない。

いずれにせよ党利党略、私利私欲があからさまに現れた「事件」でそれぞれの人物・団体の正体がバレて
しまったと言える。

「SEKOI」という言葉が海外でも有名になったのを苦笑いしながら、オリンピックの大会旗をリオデジャネイロ
で受け取る新知事の顔が爽やかなものであることに期待したい。

作家 津島稜