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東京都知事選

東京都の舛添前知事の後継者を巡って、またぞろ見苦しい状況が続いた。

舛添氏の問題については、あの一連の「せこい」公金の使い込みや、成金趣味のような海外視察、
インターネット・オークションでの美術品購入などが明るみになって都民を呆れさせた。
氏は知事職に固執したが、頼みにしていた自民党にも見放されて、憮然とした表情で都庁を去ったのには、
未だに苦笑するしかない。

俸給を返納することもなく、疑惑は全てうやむやなまま。都議会も大した追及をすることもなく素知らぬ顔を
して幕を閉じた。その過程で参院選や4年後の東京五輪を意識して、あれやこれやと裏工作を繰り返したに
違いない自民、公明両党を中心とした党利党略の実態が浮かび上がってきたことは、今さら書いておく
必要もないだろう。

そして、後任の都知事選挙。

参院選直後という日程は、舛添前知事問題の影響を少なくしようという都議会与党(自民、公明)の都合で
決められたという推測がある。そんな中で、いち早く名乗りを上げたのが小池元防衛大臣だった。

小池氏は1992年まではテレビ局のニュースキャスターで知名度は抜群。
政界入りしてからはマドンナ議員として注目を浴びてきた。
舛添問題が発覚してからは都知事を意識していたらしく、機会あるごとに意欲を表明。
とくに出馬表明後のマスコミ対応は「さすが」と思わせた。
記者の前に姿を現した会見はテレビのニュース番組の時間に合わせるし、マスコミの関心を引くキャッチ
フレーズも考えていた。新聞の締め切り時間よりも、映像と速報性のあるテレビを重視したのも頷ける。

ところが、これに「待った」をかけたのが自民党の都議団だった。
すでに周知の事がらになったが、小池氏は安倍首相とソリが合わなかったようで、党内で重要なポストを
与えられる可能性も少ない。離党も覚悟と見得を切ったのも彼女らしい。

自民党は予定通り元総務相の増田氏を推薦。
小池氏のパフォーマンスに対し冷静、堅実さをアピールできる増田氏を新しい都知事に期待したのだった。
行政手腕に加え政権与党との相互理解の経験が自民党の都議団に好都合だからだ。
巨大な首都の予算は莫大で、オリンピックではさらに利権が渦巻くことになるのも大きな理由だろう。

その一方で弁護士会の重鎮らが出馬表明。
プレイボーイで知られた男性タレントも出馬の意向を示したが、軽薄ぶりを指摘されて断念。
最後に候補者の選定を迷っていた民進党が元官僚を擁立しようとしたが、野党協力が課題だった。

それを見据えながら、満を持したように登場したのがジャーナリストの鳥越氏。
小池氏と同様マスコミ対応は経験十分で、知名度もきわめて高い。

さて、知名度の人気投票になるのか、それとも実績と組織力が都民に訴えるのか…。

作家 津島稜