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神奈川大量殺人事件

「え、一体何が…」

神奈川県相模原市の障害者施設で起きた大量殺人事件。

ニュースで一報が流れたときは混乱した。(事故なのか、それともテロ、あるいは毒殺か)と、
にわかに信じがたかったが、続報で犯人が警察署に出頭したと聞かされた。
(精神異常者か宗教、思想がらみの犯行)という考えも頭に浮かんだ。

連日の報道で、犯人は26歳の男で、事件の起こった施設の職員として勤務。
重度の障害者の世話をしていたというのにも驚かされた。

凶器は数本のナイフで、19人の首などをメッタ刺しにして殺害、26人を刺傷したという凄惨なものだった。

犯行は一人で、真夜中に施設の近くに車を停め、勝手を知った広い施設の裏側から侵入して、
ベッドで寝たまま動くことすらできない入所者を手当たり次第に刺殺したらしい。。

マスコミ報道で犯行の詳細が明らかになるにつれ、常軌を逸していることはもちろん、よくもまあこんな人間
が社会生活を送ってきたものだと呆れる。

この男は小学校の教師の父親、画家の母親という家庭で育ち、一応の教育も受けたようだ。
学業の成績はともかく、大学時代に入れ墨をし、大麻などのドラッグを常用するなど、教育者の両親は
無責任も甚だしい。
それはそれとしても、友人との交流や、恋愛感情も経験したはずだ。
人間形成の到達点が社会的な弱者を抹殺することが目的とは、どうしても理解できない。
SNSなどで公開された男の顔は、いかにも軽薄で知性は感じられない。

昭和以降の大量殺人事件は「津山の30人殺し」「大久保清事件」などがあるが、
平成になって「池田小学校事件」「浅間山荘事件」「オウムサリン事件」などが知られている。
今度の事件の犯人もこれらの事件を知っているだろう。
そして犯人は間違いなく死刑になることも分かっていたに違いない。

「障害者を生かせておくのは税金のムダ」という動機は論評する意味もないが、マスコミや多くの識者は
様々な分析をし、社会的、病理的な予防策の必要性を訴えている。
私個人は、そんなことはどうでもよく、この種の事件の阻止は無理だと思う。
この種の人間はいつの時代も必ず存在する。
何の罪もないない人を平気で殺害する行為は、常識や良識が欠落している証拠だ。
最も恐ろしいのはヒトラーに代表されるように、権力者がこのような精神異常者であることの危険。
それは国だけではなく会社や団体、家庭内でも同様のことが言える。

今度の事件でも明らかなように、重要なことは幼いころからの人間性の教育だと思う。
それは家庭でも、社会でも、地域でも求められる課題だろう。

作家 津島稜