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小池新都知事が華やかに登場

何かと話題を振りまきながら小池百合子・新都知事が誕生した。

知事選では、自民・公明などの与党勢力が推した増田氏と、民進・共産など野党統一候補の鳥越氏との
戦いになり、支持政党や団体のない小池氏の苦戦が予想された。
しかし、開票結果は小池氏の圧勝で、その300万票近い得票には驚かされた。

これにはいろいろな理由が考えられる。
まず、各陣営の作戦。

増田氏は自民、公明などの与党グループの推薦を受けて組織を基盤に支持層を確認し、知名度をアップ
する街頭活動を展開した。だが、まことに失礼ながら、あの表情やパフォーマンスのスタイルは、現代的な
東京都民感覚には少なからず違和感があったようだ。スマートさがないのは仕方がないにしても、
自民党の都議団や都連の露骨な応援ぶりが逆効果さえ生じさせたのは間違いない。

鳥越氏は野党連合を支持母体に、ジャーナリストとしての経歴をアピールし、反戦運動の若者たちの声援を
も受けたカッコ良さをセールスポイントにしたかったのかもしれない。しかし、政策にまったく具体性がなく、
野党各党の応援も烏合の衆にさえ見えてしまった。知名度に相当自身があったのだろうが、現代の日本
社会の抱える問題に鋭く反応するふりをしても有権者には通じなかったようだ。

これに対し小池氏は孤軍奮闘。マスコミ対応の要領も熟知しているし、街頭演説のセリフもユーモアと
対立候補に対する皮肉がうまかった。さらに、女性であることをアピールしたのが強い効果をもたらした。
女性の活躍に対しては、安倍首相が声高に訴えているが、世界的にもアメリカの大統領候補を筆頭に、
イギリスやドイツなどでも女性のリーダーシップが注目されている。

小池氏は論理も整然としていると評価され、女性特有の感情的であったり刹那的な言動がない。
常識があり、正邪の判断もできる人物だと思える。
今回の都知事選では人気に加え、他の候補者たちとは異なる魅力があった。
初の女性都知事に対する期待もあっただろう。

そういえば私の住む大阪でも太田房江という日本初の女性知事がいた。
太田氏は官僚教育を受け、自民党の意向を反映したが、利権や財政で失敗。
その一方、派手な海外視察問題や大相撲春場所で土俵に上がるなど、目立ちたがり屋という批判を受けた。
その次の知事だった橋下徹氏が痛烈に非難したことは記憶に新しい。
太田氏はあの舛添前都知事を連想させる。

そんなことはともかく、厚化粧の大年増と揶揄されても、合理的で清廉な政治哲学を守り、
一連の公約を忠実に実現してほしい。
そして東京五輪に期待が大いに膨らむ。
リオでの五輪旗の受け渡しも、金色の和服姿で小池氏も満足の笑顔を見せてくれた。

作家 津島稜