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「従軍慰安婦」の少女像は…

今年に入っても、隣国・韓国は相変わらずの状態のようだ。
朴大統領に関係するスキャンダルは捜査機関によって強制捜査を展開。
春から夏にかけて、大統領が交代し、アメリカや日本との安全保障問題など、国際的な課題が山積するだろ
う。とくに日本に関しては日本海の竹島(島根県)の領土問題など多くの懸案事項がある。

それに加えて「従軍慰安婦」という戦時中の遺物について、韓国内の反日団体が少女像を日本大使館や
領事館の前に設置、厄介な騒ぎが続いている。

そもそも「従軍慰安婦」という言葉は、旧日本軍が戦地や基地周辺内外で、兵士、将校らのために性処理を
する女性たちを指したものらしい。表現はともかく、軍専属の売春婦のような存在だった。
つまり、戦時中の女性たちにとっては、破格の報酬の「売春業=仕事」だったと言われている。

「仕事」である以上、軍部から強制的にさせられたものではなく、生活困窮や報酬目的であるにせよ、
女性たちが自らの意思で「慰安婦」になったという意見が多い。

だが、近年は韓国も欧米も「慰安婦」を「性の奴隷」と解釈しているようで、女性の人権や社会的な倫理観、
道徳観からも、各国で非難の声が起きている。

これに対し、韓国民の行動に対する反対派は「旧ソ連軍も米軍も同じことをやっている」などと、過去の戦争
中の女性被害を挙げ、日本だけが責められるものではないと主張。
シベリアの抑留、ベトナム戦争の女性迫害、沖縄の米軍基地の問題などを例に挙げている。

それぞれ、良識のない兵士たちの浅はかな行動だったが、今日でも歴史の汚点として人々の記憶に
残されている。

ただ、これらは日本が被害を受けた事実で、第二次大戦では韓国が被害者だった。
それが、韓国民が未だに日本を侵略者として捉え、反日感情が強い原因だろう。

「従軍慰安婦問題」もその延長線上にあり、戦時中日本に居留していた多くの朝鮮人女性が軍のために
働かされたことに問題があった。絶対的な軍の支配下のもとで、飢えた男たちの前に若い女性が従属
されていればどのような状況になるかは容易に想像できる。軍独裁という異常な時代であったにせよ、
被害にあった女性の口惜しさと怒りはもっともなことだと思う。

それが、あの「少女像」の制作と設置という行動の原点になったらしい。
戦後70年を過ぎたが、韓国には「慰安婦」を経験したという女性が残っている。
高齢の彼女らに対して日本は10億円と言われる賠償金を支払ったものの、それで解決したわけではない。
朴大統領は一応の決着と表明したが、最近ではそれが逆効果のような様相を見せている。

「少女像」はソウルと釜山の日本大使館や領事館前を始め、韓国内のほかアメリカやカナダ、中国でも
設置されている。像の芸術性はともかく、あの表情やスタイルが美しくて素晴らしいものと評価するには
ためらいがある。さらに、竹島にも像を設置するという。

いずれにせよ、人の家の玄関にとんでもないものを置くという神経は、少なくとも私には無い。
日本人のほとんどは私と同じ感覚ではないだろうか。

世界のどの国も人間も過去に過ちを繰り返してきた。
文字通り過去は過去であり、日本人はそれを真摯に反省できる民族であるし、大切なことはこれからの姿勢
だ。朴大統領が退任した後、日本政府はどのようにこの問題を解決するのか、気になって仕方がない。

作家 津島稜