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大阪市長選

江戸時代あたりから、江戸と上方は何かにつけて対抗意識が芽生えていたようだ。
政治の東京、経済の大阪。巨人VS阪神。星新一氏の「東海道戦争」という短編小説もあった。
いずれも東京に対する大阪の対抗意識を顕著に現しているのだが、
残念ながら、この二、三十年で大阪は東京にずいぶんと差をつけられてしまった感がある。

政治は当然として、経済も文化も東京が中心になっていると思うのは私だけではあるまい。
「一極集中」という言葉もある。

大阪は元気がない」「景気が悪い」…大阪では、これが挨拶代わりになってしまって久しい。
そんな空気を読んだのか、橋下徹知事が「大阪都構想」を唱えて注目を集めている。
「維新の会」という地方政党を立ち上げて、最近の地方選挙では多くの支持票を集めた。
しかも、それに飽き足らず、知事職を辞して、大阪市長選挙に名乗りを上げた。
現大阪市長の平松邦夫市長の当惑ぶりもよくわかる。

地方自治法の改正により、1963年(昭和38年)、北九州市が政令指定都市になったのを皮切りに、
2006年(平成18年)に堺市が政令指定都市になり、昨年には神奈川県の相模原市も政令指定都市
になった。

「日本第2位の大都市」と自負してきた大阪市民にとって、いつの間にか人口も横浜市に抜かれ、
大企業の本社も続々と東京に移転する現状を知らされては
「大阪も一地方都市になってしまったか」と意気消沈するのも仕方がないことか。

そうした背景も手伝って、橋下氏のビジョンに期待する声が高まっている。
しかし、イメージと独善が先行している感があるのは拭えない。
タレント性やパフォーマンスで選挙に勝てるというのが大阪の選挙だろうか。
これに対して平松陣営は「橋下独裁は許せない」と守勢を固めているが、
結局のところは長年にわたって築き上げた予算と官僚的な組織を守ろうとするのが本音だろう。
大阪市を都に併合してしまうのが良策か、それとも大阪市独自の行政・予算措置を守るのべきか。
大阪市民の判断は今月(11月)27日に下される

作家 津島稜