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それにつけても、トランプ大統領

アメリカのトランプ大統領が誕生して1か月が既に経過した。

選挙中や就任前の過激で非常識とも言える言動は、自己をアピールするパフォーマンスだと、多くの人が
感じていただろう。

ところが大統領就任後も、その過激で独善的な言動は変わらない。
しかもツイッターを多用、公式か非公式か不明な立場で「個人的意見」を繰り返している。

だが、矢継ぎ早に連発する大統領令は、世界に影響を与える内容が多い。
例えば中東7ヵ国に対する入国制限は、イスラム教への偏見や差別だと西欧諸国が反発。
国内でもアメリカの自由と民主主義を脅かすものだとメディアが懸念を示し、反対のデモ活動が相次いだ。

それに加えてメキシコとの国境に壁を建設、TPPからの離脱、入国審査の厳格化などオバマ前大統領時代
とは明らかに異なる「アメリカ・ファースト」を徹底させようとしている。自国を大切に保護しようとする考えに
異論を唱えるものではないが、それには政治、経済、文化などで対立する国との関係を忘れてはならないの
ではないか。どの国にも自国愛があり、侵奪されたり不平等を強要する勢力には反発するのが当然だろう。

トランプ大統領をサポートするために副大統領や国務長官、財政、国防担当などの閣僚人事が決まり、
新政府が誕生した。いずれも保守思想の持ち主で、大統領の政策について個別に対応するとみられる。
閣僚たちは暴言や誤解を修正する役目も担っているようだ。

大統領令の入国制限は、アメリカの建国精神に反するとして大規模なデモが展開されて裁判沙汰になり、
政府が敗訴した。
トランプ大統領はこれを不服として連邦の最高裁まで争うと息巻いたが、世論の動向に敏感に反応。
政府も大統領に冷静になるよう促したとみられる。司法権の独立が守られたという証明だ。

そんなトランプ大統領と日本の安倍総理がワシントンで会談した。

安倍総理の渡米前は、安保、貿易収支、為替などの問題について、トランプ大統領が一方的に攻めてくるの
ではないかと危惧する声が多かった。ところが、ホワイトハウスでの丁寧な歓迎ぶりやゴルフ、食事会などの
厚遇ぶりに、日本政府も経済界も大喜び。マスコミも、一応の警戒を示しながらも日米首脳会談の成果を
評価している。

たしかに、尖閣諸島に関する安保問題、日本企業によるアメリカの雇用増進などの懸案事項は、日本側の
危惧が払拭されたとしても過言ではないだろう。それが日本のマスコミが絶賛した理由だ。
帰国後の安倍総理も自画自賛の表情で記者会見に臨んでいたものだ。

安倍総理の笑顔はともかく、トランプ大統領の資質、人物評価は世界中で様々だ。
過激で非常識な言動は彼特有の計算だという見方があるのは驚きだが、それほどの人物だと、私なぞには
考えられない。
彼が生れついて育んできた性格、経済を重要視した金銭欲など、独断で得た経験は特有のものだろう。
いずれにせよ正体の見えない人物だ。
冷静沈着とは無縁で、その場限り、思いつきでアメリカという超大国の現実を手中に収めているのが不安で
不気味。安倍総理も、彼の「個人的意見」でわれわれ国民を迷わせないようにしていただきたい。

いずれにせよ、人の家の玄関にとんでもないものを置くという神経は、少なくとも私には無い。
日本人のほとんどは私と同じ感覚ではないだろうか。

世界のどの国も人間も過去に過ちを繰り返してきた。
文字通り過去は過去であり、日本人はそれを真摯に反省できる民族であるし、大切なことはこれからの姿勢
だ。朴大統領が退任した後、日本政府はどのようにこの問題を解決するのか、気になって仕方がない。

作家 津島稜