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2011年という年

今年(2011年 平成23年)が終わろうとしている。
われわれにとって、どんな一年だったか。

3月の東日本大震災と福島の原発事故、秋の大雨という災害が特筆される。
「千年に一度」の大地震と、人類史上未曾有といわれる原発事故は復興、
解決に今後、数十年、あるいはそれ以上の年月がかかるかもしれない。

ともに全国民の大問題であり、何としてでもこの危機を乗り越えようと、誰もが強い意思を持った。
それは、紛れもなく大きなエネルギーとなり、被災者、被災地を救える力になったはずだ。
だが、そのせっかくのエネルギーを集約し、コントロールすべき人間が、これまた最悪の人災を
もたらしてしまったのだった。

管・元総理は「10年経てば、私のやったことを歴史が判断してくれる」と、この年の年末になっても平然と口にする。

東京電力は、耳慣れない専門用語を並べ立て、明らかな嘘をマスコミに発表し続けた。
世界中の専門家でさえ、誰一人経験したことのない現象を、さも理解しているかのように虚勢を
張り続けた。
その挙句、損害賠償を政府に委ねて、電気料金の値上げを提案した上で、
自分たちの身分と報酬は確保している。

野田首相は「死ぬ気で国難に立ち向かう」と言いながら、
官僚の作成した原稿を棒読みして答弁を繰り返し、何ひとつ経費削減を実行しないどころか
「不退転の決意」で消費税をアップすると開き直った。
だが、お粗末な閣僚と、党内の混乱という政局の泥まみれの中で、
ドジョウさながらに身を沈めて、周囲の動静を眺めたままだ。

この貴重な時期に、何という浅はかで、利己的な連中が国の最高位についていたのか。
それこそ、将来の歴史学者が「最悪の自然災害と人災の年」と決め付けるのは間違いない。

諸外国もギリシャの経済破綻、中東の独裁者たちの抹殺、金正日総書記の死など危機感を
増幅させる出来事が続いた。たしかに厳しい現実を残した一年だったと思う。
そんな中で、笑顔を浮かべさせてくれたのは「なでしこジャパン」に国民栄誉賞ぐらいのものか。

いずれにせよ、皆さん、よい年を迎えてください

作家 津島稜