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サクラとツツジ

サクラが散ると、ツツジの季節、初夏になる。
僅かな時間に咲いて散るサクラとは異なり、ツツジの花は生命力があり、力強ささえ感じる。
しかし、その美しさはサクラにひけを取らない。

今ごろなら、関西では生駒山に連なる葛城山のツツジが有名だ。
文字どおり、全山ツツジで覆われるといっても過言ではない。
ハイカーのほとんどが「感動した」と言うのにも頷ける。
最近は中高年のハイカーが増え、葛城登山が人気を集めているらしい。

たまたま、大阪・中之島の大阪市庁舎の前を歩いたところ、
その周辺にもツツジが見事に咲いていた。
市民はもちろん、市職員たちの目を楽しませているようだ。
市庁舎の中で橋下市長も、ツツジを眺めているのだろうか。

「大阪維新の会」は、相変わらず精力的に活動を続けている。
「大阪都構想」は、大阪府、大阪市民にかなり期待されているようで、
たしかに実現できるかどうかは興味深い。
さらに橋下市長は、年内にも見込まれる衆院選挙に多数の公認候補者を立てようと企てている
意向が鮮明になってきた。

戦後、長期にわたった自民・官僚政治に愛想をつかした有権者は、
2年前に、民主党に大きな期待を寄せた。
その結果、大多数の国民が失望していることをあらためて記す必要はない。

次回の衆院選。
「維新の会」の人気が高まり、もし多くの当選者を出せば、2年前の「夢よ再び」になるのだろうか。
それはそれで、期待もある。

民主党政権に対する批判の多くは「政権運営に幼い」「歴代党首への疑問」などだ。
私もその意見に反対ではないにしても、幼いのであれば成長の時間を与えるべきだろうし、
まともなリーダーを擁立してくれればという思いも残る。

しかし、最近になっても「社会保障と税の一体化」などと、
のっぺりした顔の首相が熱弁をふるっても、まことに白々しいだけだ。
自民党と似たり寄ったりどころか、財務官僚の利己的な論理を代弁するだけでは、
自民党よりも劣ると指弾されても仕方ないだろう。

「維新」という時代がかった名前をかかげ、これまた「船中八策」という江戸時代の言葉を使う
橋下・同会代表のセンスは、いちおう不問にする。
それはそれとしても、もし衆院選や地方選で多くの議席を獲得し、政権を担うようなことがあれば、
民主党と同じように「経験不足」「プロの政治家が不足」などと揶揄される可能性がある。

私は、それが当たり前で、堂々とアマチュア政治をやってもらいたい。
少なくとも、自民、民主のような国民軽視はしないだろう。橋下氏に対する期待もそこにある。
はかなく散るサクラより、力強く、生命力のある政治家集団になって欲しい。
そういえば、大阪市庁舎の近くにはサクラの木が無かった。

作家 津島稜