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橋下・大阪市長の完敗

「慰安婦問題」で、橋下徹・大阪市長の放言が波紋を広げている。

在留の米軍兵士たちに「日本の風俗産業を大いに活用して欲しい」という、
半ば冗談と本音が混じったセールストークが発端で、
第二次大戦中の「従軍慰安婦は必要だった」と例の如くで持論を展開した。

現代社会で、このような意見を公に述べることは、国民の共感を呼ぶはずが無い。
案の定、米国、中国、韓国から猛烈な批判が相次ぎ、
国内の政治家、マスコミからも集中砲火を浴びせられている。
当然、人権派を標榜する人物群や婦人団体からの非難もヒートアップしてきた。

日ごろ、ディベート術に長けている橋下氏も、さすがに分が悪い。
それでも慰安婦問題にこだわり、
ドイツ・ナチスや米軍の例をあげ、なおも頭を深々と下げようとはしないようだ。
さらには歴史的な戦争と侵略問題にまで論点を拡大し、慰安婦=性奴隷は日本だけでないと
主張する。

冷静に考えればその通りで、世界大戦以前にまで遡れば、ヨーロッパや中近東地域の戦争、
もっと言えば古代エジプト、ローマ帝国、メソポタミアの時代から侵略や略奪は繰り返されてきた。
日本でも邪馬台国の時代から戦(いくさ)の繰り返しが歴史である。
中国や朝鮮半島もそうだっただろう。
そこでは、女性が陵辱を受け、奴隷のように扱われていたことを想像するのは難しいことではない。
有史以来二千年以上に及ぶ人類の歴史を、現代の一瞬で解決しようとすること自体に無理がある。

いずれにしても、橋下氏はあっさりと非を認め、坊主頭にでもして百パーセントのKO負けの
パフォーマンスを見せたほうがよい。
今、この問題に集中していると参院選挙で維新の会は惨敗するだろう。
「人の噂も…」で、かなり時間を置いてから、あらためて議論するべきだ。
橋下氏に同調するような発言をしている識者や論客とは距離を置いて、
しばらくは、親に叱られた子どもの真似をすることをおすすめする。

そもそも原始時代から、男性は女性を征服し女性は男性に従うという、
ある種の差別のような実態が続いてきた。女性を巡っては男同士の無数の戦いがあった。
これは人間に限らず動物の世界でも同じで、本能といえるだろう。

しかし、戦争も終わり、世界中で男女平等は常識となっている。
それを百も承知の橋下氏が馬鹿げた発言をしたのは男の「本音」である。
男というものは浅ましいもので、暴力で女性に勝るという一点だけで、内心では女性に優越感を
持っている。
ところが、それを口に出してしまうと、ナイトを気取るエセ紳士や人権派の餌食になってしまうのだ。

とは言うものの、
私を含めた多くの男どもは、家庭や職場で、女房を含めた多くの女性に酷使され「慰安夫」のように働かされているのも、現代の常識か。

作家 津島稜