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参院選の愚痴、悪口、そして自己嫌悪

参議院選挙は、大方の予想通りの結果になった。
自民党の圧勝、民主党の惨敗、公明党の与党継続、共産党の漸増、
そのほかはいずれも中途半端な得票数で終結した。

投票率の低さも予想通りで、二、三十年前の選挙と同じ構図である。
これでは一次産業の組合組織や中小企業、下請け業者の期待が反映されて然るべきで、
投票した多くの人が「変革よりも安定」を選んだ結果と言える。

かつて参院選は、各種業界・団体の代表が当選者に名を連ねた。
それはそれで意味のある候補者の擁立であったが、
それとともに知名度の高いタレント、スポーツ選手、テレビにしょっちゅう顔を出す「目立ちたがり」も
登場するようになった。

衆議院の独善をただす「良識の府」と言われたこともある。
任期が六年と長いうえに、突然の解散はなく、三年ごとに半数だけが選挙となるため、
国の激変に影響を少なくしようという主旨で二院制が敷かれたのだろう。

だが、今日的な視線で見ると、
参議院の存在理由さえ危ういもの、意味がないものというシビアな意見が増幅されている。
たしかに参議院は見識のあるチェック機関という役目を果たしているようには思えない。
それが、今回の選挙では「ねじれを解消」と自民党、公明党がアピールした。
これは政党政治の弊害ではないか。衆参両院とも一党が多数を占めれば、参議院は不要。
「安定した政治」というご高説は、独裁を意味する。

昨年までの三年間を反省してみよう。
「三バカ」と酷評された民主党政権が続き、衆参両院とも多数を占めていれば、
どのような結果を導いたかと想像するだけで不愉快になる。

「やっぱり自民党」と評価したいところだが、そうもいかない。
今回の自民党の候補者は三年前に「NO」を突きつけられた落選組がほとんどで、
とても期待に胸を膨らませることはできない。
そして、元タレントなどの面々は、失礼ながらどのような政治理念があるのか甚だ疑問である。
そういえば居酒屋チェーンのオーナー、元特捜検事、利己的と非難された女性首長らも
候補者に名を連ねた。
自民党のお得意な戦術であるが、
見え見えの、浅薄な名誉欲丸出しの彼らに投票した有権者が多いのも不思議だ。

その要因は、二流マスコミが話題にするところにもあるのだろう。
かといって、官僚たちの作り上げた政策や法案をそのまま受け売りしている「実力者」や利権を狙う
「政治屋」にもうんざりする。
日本は、いつから「衆愚政治」の国になったのだろう。

そんなことを考えていると「あーあ」と愚痴と溜息が止まらない。

ところで、そう言う自分はどうなのか、と頭を冷やせば、これまた情けない。
何もできないのに、酷評だけは一人前である。
政治を語る資格も能力もないのに…。

作家 津島稜