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「こんな○○に誰がした…」

「星の流れに…」という昭和の歌謡曲がある。
戦後間もないころ、大津美子さんが歌って一世を風靡した。
今でも「懐メロ」で耳にしたことのある人が多いはずだ。

この歌には、アメリカの進駐軍を相手に生業(なりわい)をたてていた女性たちの姿を連想させるところが
ある。そして「…こんな女に誰がした」という歌詞で終わる。

破壊された街で、女性がひとりで生きていくことは極めて困難な時代だった。
彼女たちが、米兵を相手に楽しく生きていたとは決して思えない。
現代では使うことが許されない「パンパン」という蔑称で呼ばれていたという。

戦勝国と言えば聞こえが良いが、侵略した国の兵士たちにとって、敵国の女性は「戦利品」であり、
性処理の「道具」に使われたと言っても過言ではないだろう。
かつての日本軍兵士たちもそうだったのかも知れない。

韓国政府は「従軍慰安婦」を問題視し激しく日本を非難している。
前述の「パンパン」とは質が違うにしても、ともに戦争の被害者と言えるだろう。

この問題については様々な意見が交錯しているし、私ごときが私見を開陳することは控える。
しかし、多くのマスコミによって世界的に注目されるようになった。
なかでも、たったひとりの男の虚言を事実として報道し、それが長い間「常識」として扱われてきたことに
思い当たれば、朝日新聞の責任は重い。
しかも誤報を認め訂正するまでの対応は、あまりに無責任で稚拙だった。
「真実を報道し、正義を守る」という社是はどこへ行ったのか。

これまで何度も何度も、事件や不正の責任者を追及し、頭を下げさせてきた記者会見。
その席で朝日新聞記者は一目置かれる存在であることは誰もが認めている。
それが誤報の釈明会見では立場が逆になってしまった。
頭を下げさせられた朝日新聞社のトップはどんな気持ちだったろうか。

「事実とは何か」「真実とは何か」という難問は別にしても、
世界中に広まった「従軍慰安婦」の風評を覆すことは容易ではない。

かつて、どの戦争でも似たり寄ったりのことがあったと思う。
だが、旧日本軍の「従軍慰安婦」だけに焦点を当てる韓国政府の耳目には届かないだろう。
原発問題での誤報も含め、朝日新聞には猛省を求める。

「こんな朝日に誰がした…」という歌声が聞こえてきそうな気がする。

作家 津島稜