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「なでしこ」の教訓

「なでしこジャパン」が女子サッカーのワールドカップで準優勝と健闘した。
優勝は逃したものの、この快挙に日本中が大声援を送ったことは記憶に新しい。

どんなスポーツでもそうだが、フィジカル(体力)で優っている選手が有利なことに間違いはなく、
その点で日本選手は不利だ。
ワールドカップでも「なでしこ」は苦戦が予想されたが、その前評判を覆したのは、メンタル(精神)による
技術力のおかげだった。

しかし、同じ技術力と精神力(頭脳を含む)を持つ者同士が同じ条件で戦えば、体力の差は歴然。
ワールドカップの各試合でもそれが如実に現れていた。
また、男子と女子の体力差も改めて説明するまでもなく、スポーツの各競技では男女は別々になっている。
こればかりは男女同等というわけにはいかないだろう。

これは人類史上の常識で、男女差別と反対する声も無さそうだ。

それはそれとして、スポーツ以外では男女平等であり、社会生活もその大原則のもとで動いている。
各企業や官公庁では男女が同様の立場で勤務し、職務内容でもほとんど差は無く能力を競う状況だ。
とくに男女雇用均等法が施行されて以来、こうした傾向は顕著になってきた。

経済界はもちろんだが、政治の世界でも女性の進出は目覚しい。
日本でも地方の首長や議員に多くの女性が登用され、その実績も証明されてきた。
地方だけでなく国会でも女性議員が目立っている。
閣僚も、その個別の能力は別にして、安倍政権を支えているようだ。

世界を見ると、多くの国で女性の大統領や首相が誕生してきた。
先進国ではイギリスやドイツの首相の活躍が歴史的にも高い評価を受けてきた。
現在、世界的に経済的な悪影響が懸念されるギリシャ問題について、最前線で対応しているドイツの
メルケル首相などはその代表例だろう。

米国でもヒラリー女史が次の大統領の有力候補になっている。
黒人のオバマ大統領が選出されたときも世界を驚かせたが、今度は米国史上初の女性大統領が誕生する
かもしれない。

翻って日本の場合はどうだろう。

女性の首相が登場するのは大いに楽しみなことだが、人間的にも能力的にもそれを満足させてくれる人物
がいるかどうかは、極めて大きな疑問符がつく。
かといって現首相がそれ以上の条件を満たしているかというと、これも疑問符を消すのは難しい。

「なでしこ」のように鮮やかに登場し、フランスのジャンヌダルクのように国民をリードし、感動させてくれる
スーパーレディが待ち遠しい。

作家 津島稜