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安倍政権の「大気が不安定」

今年は変則的な台風や大雨が続いて、そのたびに気象予報士の「大気が非常に不安定」というセリフを
覚えさせられてしまった。

それを思い出したわけではないが、ここ最近、安倍政権の雲行きがどうも怪しい。

「集団的自衛権」が問題となり、安保条約を重要視するため、あるいはオバマ大統領と約束したこともあり、
政府は自衛隊の海外派遣や高度な武装化を推進。
世界情勢や安全保障環境が大きく変わっていること、国民や領土を守るための措置であり、
憲法の範囲内だと苦しい法解釈を繰り返した。
その挙句に安保関連法案を公明党と手を組んで国会で強行採決をした。

どこかの国が日本に攻め込んで来たのならともかく…
自衛隊が国外でアメリカ軍や同盟国とともに兵器を使用し、交戦するというのは、常識のある日本人なら
誰でも「戦争放棄」と矛盾していると判断するのは当然。明らかに憲法違反だ。

ややこしい法解釈を披瀝するより、安倍総理も堂々と憲法改正を国民に問うべきだろう。
総理も憲法9条を改正するべきというところが本音のはずだ。

参議院で審議を続けても、結局、衆議院に戻され与党の賛成多数で「集団的自衛権」に代表される法案が
可決されるのは簡単に予想される。

ただし、私はやみくもに「集団的自衛権」を否定するものではない。
私に限らず、他国に侵略され、無抵抗のまま国民が危険にさらされることを容認する人はいないと思う。
安保条約を盲信して、アメリカが必ず守ってくれると信じ込むことの危険性も十二分に考えられる。
私見ながら憲法9条の問題点は確かにあるだろう。

それはそれとしても、今回の安倍総理のやり方には賛成しかねる。
また、自民、公明の与党が何ら反省することなく、大して時間もかけずに全員一致でこの法案に賛成した
ことも疑問だ。たしかにマスコミ報道の世論調査で、多くの国民が反対していることが分かり、安倍総理も
強行採決の直前には「国民の理解が得られていない」と少し態度を改めた。

「独裁者」「傲慢」などとここまで激しく世論の反発を招いたことは安倍総理も予想外だったに違いない。
日本にとって極めて重大な問題でありながら「憲法の範囲内」と強弁を繰り返していると、安倍政権に
赤信号が点滅する。

真夏の晴天と猛暑が訪れるなか、安倍政権の雲行きは「極めて大気が不安定」になってきた。
青天の霹靂に見舞われることの無いように、強く願うところだ。

作家 津島稜