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日本最低山縦走大会

「日本最低山縦走大会」の開催日は11月29日(日)。
毎年この時期の日曜日に開催され、今年で5回目となった。

「日本最低」の「山」の定義は難しいが、主催する大会実行委員会は「山」の名称のある地点で、
国土地理院が定めた「三角点」のある山に注目。
北海道から沖縄まで1等三角点の最低山が大阪・堺市の大浜公園にある「蘇鉄山」(標高6,85メートル)、
2等三角点が大阪市港区の「天保山」(4,53メートル)で、ともに大阪府内にあることから、
この偶然に着目し「2峰」を歩いて登頂しようという大阪らしい「いちびり精神」の企画だ。

今年も500人以上の参加者があり、午前8時に天保山近くの海遊館前広場に集合。
無理せず、早く歩かないようにというのんびりルールでスタートし、難関の「なみはや大橋」や「木津川渡船」
を利用。そこから住之江公園を経由して大和川を渡り、大浜公園の蘇鉄山を経て、堺市役所前広場がゴー
ル。20キロ近い距離を高齢者から子どもたちまで無事に歩いて「縦走認定証」と多くの協賛企業からのプレ
ゼントを受け取った。

広場では、マジックショーや紙芝居などの大道芸、お好み焼きやたこ焼きの屋台、さらには自衛隊の大型
車両が展示された前で、若い男女の隊員が起床ラッパや「君が代」を演奏。
この予想外のアトラクションに大会参加者や通りがかった市民らの大きな拍手を受けていた。

近年はウォーキングのブームで、毎日と言っていいほど各地でイベントが開催されている。
健康増進、グループのレジャー、大阪再発見などそれぞれに色々な目的や楽しみ方がある。
しかし、今回の参加者の多くは「普段見過ごしていた大阪の街を再発見した」「これまで知らなかった歴史の
記念碑があった」など、意外な場所で意外な驚きを体験したという感想が多かったのが面白い。

とくに堺市の協力に大会実行委員会は感謝したようだ。
ゴール地点の広場では大道芸などの観客席、電気や水道の利用、案内板の設置といった具合で、
参加者や一般市民が混乱しないような配慮が示されていた。

堺市では仁徳天皇陵を始め、多くの古代遺跡があるが、近年は文明開化の明治時代から大正、昭和期に
かけての文化財の保護と観光PRに勤めている。
茶人の千利休、女流歌人の与謝野晶子らの顕彰、紹介では「さかい利晶の杜」などの施設。
旧堺港の灯台などは、見学する価値がある。

いずれにしても堺市と大阪市南部は古くから文化や商業で深い関わりが続いてきた。
このぶらぶら街並みを歩くという「いちびりイベント」の目的に大阪、堺両市民の交流がある。
来年も交流がさらに深まることを大いに期待したい。

作家 津島稜