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12/24
 

今年は憲法改正?

新しい年が始まった。

元日は穏やかな天気で、文字通り「新春」の日差しが心地よく、何かしら期待を膨らませてくれるようだっ
た、皆様とともに喜びを祝いたい。

お屠蘇代わりの熱燗の銚子に手を遣りながら、年毎に少なくなってきた年賀状に目を通していると、
その中に友人の息子が自衛隊に入隊したというカラー写真つきの一枚が含まれていた。
制服姿の若者が緊張した表情で真っ直ぐ視線を向けている。
その傍らに「志望していた航空自衛隊員になれました。これからは日本の国、国民の安全のために働いて
くれそうです」と、友人にしては意外な達筆の添え書きがあった。

友人の嬉しそうな顔が浮かんだものの、昨年来ノドにつかえていた感覚が甦って来る。
新年早々、堅苦しい話になるが、あの「安保法案」問題だ。
結局、与党の賛成多数で国会を通過、日米安保条約をより強固なものにする結果となった。

そして安倍首相が決意を集中している憲法改正が、国民にとって今年も大きな論議を呼ぶことになるだろ
う。

新聞やテレビなどのマスコミも相変わらずこの問題を取り上げているが、一部の例外を除いて、憲法の改
正については批判的。焦点は、憲法9条だ。「戦争放棄」を掲げる平和憲法の象徴ともいえる条文は、
昨年来いやが上にも多くの人々の脳裏に沁み込んでいる。

自衛隊の海外派兵などについての首相の強弁とも思える合憲論、防衛大臣を始めとする政府のお粗末な
答弁が繰り返され、そして非常識極まりない強行採決。
これは確かに多くの人の顰蹙を買ったのは当然だろう。

これに対して野党の論理や、何が何でも憲法遵守という追及も、私に感銘を与えることはなかった。
国会議事堂周辺でシュプレヒコールを繰り返す若者たちも強い使命感を訴えるが、
一時に比べ婦人やサラリーマンの熱も冷めかかっているように思える。

年初から開かれた国会は、憲法問題について与野党の論戦が展開されたが、所詮多勢に無勢という構図
は変わらない。それぞれにポーズを取る民主、維新なども夏の参議院選挙への対応が本音だろう。

共産党まで加わった野党連合の動きは、一強の自民党に対抗しようという意図にしても、
現状では自民党に勝ち目はないようだ。

要するに今の民主や維新では憲法改正は止められない。
今年中には憲法改正が実施され、自衛隊の軍備増強、海外派兵や交戦と実弾発射は免れないということ
になる。

現在の世界情勢を考えれば、私も個人的には憲法改正に反対するものではない。
ただ、自衛隊(軍隊)に入隊した友人の息子が危険な目に遭うことのないように祈るばかりだ。

もちろん、今年も日本が平和であることを信じている。

作家 津島稜